私たち大牟田工業団地協同組合は、九州の”ヘソ”に位置する大牟田市の沿岸部で、有明海の玄関口に当たる三池港に直に隣接した大牟田物流センタ－内に、平成4年4月工業団地を建設いたしました。

大牟田物流センタ－内には工業団地に併設された協同組合大牟田貨物輸送センタ－があり、ポスト石炭産業の一方の担い手として、共に、製造と物流の一大拠点としての役割を期待され、その業務を開始し、今日に及んでいます。

開業後まもなく、バブル崩壊に見舞われました。しかし、その後十数年幾多の経済環境の変化にも適応し、世界的不況と金融危機をもたらしたリ－マンショックも乗り越え、今日の組合員8社は自社の得意分野に於いて、日々たゆみない企業努力と自己研鑽を積み重ね、社業の発展を成し遂げて参りました。

また、私たちは、大牟田工業団地協同組合として、また加盟組合員として、設立当初より、有明地域の中核産業都市である大牟田地域の経済発展にも常に深く関わり、今日まで「脱石炭のまちづくり」を目指す大牟田の地域振興に於いて、それぞれの役割と貢献を果たして参りました。

この間、同地域を取り巻く交通基盤整備は、着々と進められて参りました。

1. • 九州新幹線の全線開通(平成23年3月)
   • 新大牟田駅(新設)と九州自動車道南関インタ－並びに有明沿岸道路を結ぶ道路の拡幅整備
   • 九州自動車道への所要時間が、25分に短縮
2. • 有明沿岸道路(高規格道路)の部分開通(平成20年3月29日)
     ～今後、北は佐賀県鹿島市まで、南は熊本市まで延伸予定
   • 三池港インタ－設置(平成24年1月29日開通)
   • 佐賀空港へのアクセス向上
3. • 三池港の進入路、水深等の拡張整備(20,000トン級の入港が可能
     ～コンテナ船は12,000トン；従来は6,000トン)並びにコンテナヤード等の港湾設備の拡充
   • 海外(韓国プサン)定期コンテナ－航路(平成18年4月)の開設

上記で述べましたように、大牟田工業団地協同組合への陸・海・空に於ける国内外への交通アクセスは、設立当初より格段に向上してきており、真に私たち大牟田工業団地協同組合の、地域における製造と物流拠点としての存在意義と有用性は、一段と高まってきております。 幾多の試練を乗り越えた今、私たちは今後ともこの大牟田の地より、この工業団地より、世界に通用する製造と物流拠点作りを目指し、全力を尽くします。

なお、今般ホ－ムペ－ジを再整備するにあたりまして、工業団地内の貸工場（情報1物件）を整備いたしました。 ご一報をお待ちいたしております。

理事長　田畑 博幸